0.02ミリの角質を守りたい。

美肌のカギは角質を残すこと。


医療の現場で培った知識を役立てたい

40歳の時に「医療の現場で培った知識を役立てたいという想いから、神戸・北野にスキンケアラボをオープンしてから28年。

サロンワークの傍ら、その間、多くの女性へのカウンセリング、施術を通して、顔の3大悩みシミ・シワ・タルミのために「あらい式顔体操~ビューティーリフティング」を開発。

日本抗加齢医学会総会にて学会発表する他、各地で美容講座の開催などを通し、美容のスペシャリストとして活動してきました。

 

熱心なスキンケアが肌の悩みをつくっている

肌カウンセリングでは、スキンケア商品や洗顔方法について詳しく聞き取り、マイクロスコープで肌を観察します。

興味深いことに、スキンケアに熱心な人ほどシミ、シワ、タルミといった肌の悩みを抱えているようです。

そして、そのほとんどが、ダブル洗顔や間違った洗顔方法、化粧水・乳液・クリーム等など、過剰な保湿剤の使用によるスキンケアをしていました。

ダブル洗顔とは、クレンジングでメイクを落とした後、洗顔料(洗顔フォームや固形石鹸)などを使用し、もう一度顔を洗うことを指します。

クレンジング剤は、油性の汚れであるメイクを落とすためのアイテムです。

 

洗顔料(洗顔フォームや固形石鹸)とは、古くなり、お肌に必要のなくなった角質や余分な皮脂や汗、顔についたホコリなどを落とす洗浄剤です。

 

たっぷりの泡で洗顔し、肌にやさしく気持ちが良いとされる泡洗顔も人気です。

しかし、各々の商品には界面活性剤や添加剤などが配合されています。

わたしは理想の肌に近づくために、肌と化粧品の関係を見つめなおし、シンプルな化粧品の必要性を感じました。

 

「美肌のカギは、角質を残すこと」

角質とは

ボディスーツのように、顔や全身を覆っている、皮膚の一番外側の層です。厚さはラップフィルムより薄い0.02ミリしかありません。

美肌の救世主「ラメラ構造=角質」

肌の角質層は水分と油分が、ごく薄いミルフィーユ状に重なった状態になっています。これをラメラ構造と言います。

角質層の中で、細胞間脂質のセラミドやこれを支えるNMF(天然保湿因子)たちが、水分を保持して逃がさない役目を果たしています。

このラメラ構造や、それらを覆う皮脂膜が肌のバリア機能と呼ばれ、肌を乾燥や異物から守っています。

肌に刺激や負担を与える成分が細胞間脂質の「ラメラ構造」に浸入し、「ラメラ構造」を壊してしまいます。

これにより水分が蒸散して、肌の水分量が低下することにより肌の乾燥を引き起こし、トラブルの元となり、肌荒れをまねく一因にもなっています。

 

コンス・コスメでは、必要以上の洗浄力は使わず、ゴシゴシ洗わないことでラメラ構造を破壊せず、バリア機能を守ることを目指しました。

角質は大切に守るべきものであり、正しいケアを行えば、本来の健康で美しい肌を取り戻すことができます。

美肌づくりのカギは、角質=ラメラ構造を保護することです。

 

角質を守るための洗顔方法は

 

1.洗い過ぎない(ダブル洗顔✖)

2.刺激しない(ゴシゴシ洗い、強いシャワー圧✖)

3.洗顔料選びが重要(添加剤✖)

4.温度が重要(高温✖)

 

【保湿】は断捨離でした。

あれこれつけることが、美肌づくりを邪魔しています。

きれいな花を咲かせるために化学肥料や水を与え過ぎると、根を腐らせ、きれいな花が咲きません。

これは肌も同じです。

肌は本来、自分の肌機能で、きれいな花を咲かせます。

肌には、

体の内と外を分け、外部からの刺激(紫外線、乾燥、ほこりなど)から体内の水分や諸器官を守る[バリア機能]

皮脂や汗を分泌して老廃物を排出する[分泌・排出機能]

表皮や毛穴を通して外界から薬剤などを吸収する[経皮吸収機能]などがあります

化粧水、乳液、美容液、クリーム等などたくさんつけることで、化粧品中に入っている、たくさんの添加剤が肌に負担を与え、美肌づくりを邪魔します。

美肌には、つけ過ぎない、足し算ではなく引き算のスキンケアが必須です。

コンス・コスメでは、肌本来の機能と美しさを引き出すことに焦点を当てました。

美しい肌とは、潤い、なめらかさ、ハリ、弾力、血色、ツヤなどで表現され、これらは決して外からのアプローチだけでつくられるものではありません。

 

肌表面は、「角質を守る洗顔と保湿」

肌深部は、「食べ物」「運動」「睡眠」でつくる事です。

 

これこそ、年齢に応じたケアの要です。